《大阪桐蔭野球部》2022年夏の甲子園出場メンバーや注目選手、現チームの戦績を紹介

2022年夏の甲子園出場メンバーを紹介するシリーズ。

今回は秋の神宮、春の選抜を制し、この夏は高校三冠達成の期待がかかる優勝候補の最有力候補・大阪桐蔭高校の今大会の勝ち上がり、甲子園出場メンバーや注目選手を紹介します。

目次

《2022年夏の甲子園出場》大阪桐蔭高校の戦績

まずは大阪桐蔭高校の、大阪府予選大会の戦績を紹介します。

2回戦 大阪桐蔭 10-0 大手前
3回戦 大阪桐蔭7-1 関大北陽
4回戦 大阪桐蔭 6-0 大阪
5回戦 大阪桐蔭 8-2 東海大大阪仰星
準々決勝 大阪桐蔭 8-0 大阪電通大
準決勝 大阪桐蔭 8-0 上宮
決勝 大阪桐蔭 7-0 履正社

例年の大阪桐蔭高校は圧倒的な打力が持ち味ですが、今年のチームは打力に加えて投手力も圧倒的です。

夏の大阪府予選は、7試合を戦って失点がわずかに1点のみ。

被安打は決勝戦の履正社高校相手には8安打を許しましたが、それまでは6試合の合計被安打が12と、ほとんど打たれずに勝ち上がりました。

別所投手、川原投手、前田投手を中心に、今年は投手力も群を抜いています。

打線は3番の松尾選手を中心に大阪府予選の7試合でチーム本塁打7本、54得点と迫力満点です。

《2022年夏の甲子園出場》大阪桐蔭高校のメンバー一覧

背番号 選手 守備 学年 出身中学 投/打
1 川原嗣貴 投手 3 大阪・千里丘 右/左
2 松尾汐恩 捕手 3 京都・精華 右/右
3 丸山一喜 一塁手 3 大阪・大久保 右/左
4 星子天真 二塁手 3 熊本・武蔵 右/左
5 伊藤櫂人 三塁手 3 岐阜・日新 右/右
6 鈴木塁 遊撃手 3 岐阜・美濃加茂東 右/右
7 田井志門 左翼手 3 滋賀・瀬田 右/左
8 海老根優大 中堅手 3 千葉・こてはし台 右/右
9 谷口勇人 右翼手 3 京都・久我山 左/左
10 別所孝亮 投手 3 岐阜・広陵 右/右
11 前田悠伍 投手 2 滋賀・高月 左/左
12 工藤翔斗 捕手 3 愛知・竜神 右/左
13 大前圭右 内野手 3 和歌山・御坊 右/右
14 小林丈太 投手 3 三重・大安 左/左
15 砂川佑真 内野手 3 大阪・寝屋川七 右/右
16 村本勇海 内野手 3 兵庫・三原 右/左
17 近藤勝輝 外野手 3 奈良・伏見 右/左
18 青柳佳佑 投手 3 大阪・加賀屋 左/左
大阪桐蔭高校の選手は、3年生が16人、2年生が2人の3年生中心のチームです。

昨年夏を経験した選手は捕手の松尾選手のみですが、今春の選抜を優勝しているため、経験値は十分と言えるでしょう。

《2022年夏の甲子園出場》大阪桐蔭高校の注目選手

2022年夏の大阪桐蔭高校野球部の注目選手を紹介します。

川原 嗣貴(かわはら しき)

他校ではエース級の実力者が集うチームで背番号1!!川原嗣貴投手の圧巻投球!!選手権大阪大会4回戦で終盤圧巻の投球!

背番号1・エースピッチャーの川原選手は、188cm89kgの恵まれた体格を持ちます。

最速145km/hを誇り、長身から投げ下ろして角度と威力のあるボールを投げ込みます。

大阪府予選では4試合に登板し、10回を投げて失点はわずかに1、被安打4で防御率は0.9の成績でした。

別所 孝亮(べっしょ こうすけ)

最速150右腕 大阪桐蔭 別所孝亮 全76球 準決上宮戦 西谷監督100点評価ピッチング 第104回全国高校野球大会

背番号10番の別所投手は、大阪府予選で4試合に登板しました。

20イニングを投げて被安打はたったの3で失点0、防御率はもちろん0.00です。

身長183cm、体重84kgのガッチリとした体格から、最速150km/hの力強いストレートを投げます。

変化球はカーブ・スライダー・カットボール・フォークと縦横の変化を使い分けます。

前田 悠伍(まえだ ゆうご)

2023ドラフト候補 前田悠伍 大阪大会決勝

2年生ながら大阪桐蔭の主力投手であり、最速145km/hのストレートを投げます。

秋の神宮大会では、決勝戦の広陵高校戦でリリーフして優勝投手、今夏の大阪府予選の決勝では、履正社高校相手に先発を任されるなど、大事な場面での登板が目立つ選手です。

本気で投げる時に帽子がズレるなど、躍動感もありますね。

ネット上では、『すでに大阪桐蔭史上、最高の投手』との評価もされています。

前田悠伍選手のプロフィールや使用しているグローブやバットなどの情報を別記事にまとめてあります。

よければぜひご覧ください。
参考:前田悠伍投手(大阪桐蔭)のグローブ、バットなどの道具やプロフィールを紹介

松尾 汐恩(まつお しおん)

軌道が低過ぎてピッチャー危険!!高校NO1捕手松尾汐恩選手の送球が春よりエグい(比較あり)!

正捕手で3番打者の松尾選手は、チームにとっての柱となる存在です。

昨年夏を下級生で唯一経験し、甲子園で本塁打も放ちました。

高校入学から秋まではショート、高1秋から捕手にコンバートされた選手ですが、抜群の野球センスで2年生の夏には捕手で甲子園の試合にも出場しています。

2塁送球は1.88秒、遠投110m、球速142km/h、50m走でも6.2秒など、とにかく野球選手としての身体能力が非常に高い選手です。

試合中の笑顔も印象的で、『絶対性格良い!』『面倒見良さそう』などの人間性も高く評価されています。

松尾汐恩選手のプロフィールや使用しているキャッチャーミットやバットなどの情報も、別記事にまとめてあります。

よければぜひご覧ください。
参考:松尾汐恩選手(大阪桐蔭)のプロフィールやミット、バットなど道具を紹介

海老根 優大(えびね ゆうだい)

外野のラストに何と海老根選手抜擢!もはやエビームどころかど迫力の海老バズーカ!捕手フライ失敗ズッコケにラストのコーチダッシュまで、見ないと損するまさにエンターテイメント!!

中学時代から打球の飛距離と肩の強さが抜群で、フィジカルの強い選手です。

動画の4:25あたりが見どころの、センターからのレーザービームのような送球は、苗字に因んで『エビーム』と呼ばれています。

打者としてはクリーンナップの5番打者を任され、大阪府予選で1本塁打、打率3割8分1厘を記録しました。

《2022年夏の甲子園出場》大阪桐蔭高校の監督

大阪桐蔭・西谷監督が語る「チーム全員が活躍できる理由」

2022年現在、大阪桐蔭高校の野球部監督を務めるのは、「西谷 浩一(にしたに こういち)」さんです。

西谷監督は1969年9月12日生まれの52歳で、兵庫県宝塚市に生まれました。

高校時代は兵庫県の名門・報徳学園高校で捕手、大学は関西大学に進んで主将を経験しています。

1993年から大阪桐蔭高校のコーチを務め、98年から監督に就任しました。

2008年夏・2012年春夏・2014年夏・2017年春・2018年春夏・2021年秋・2022年春と合計8回の全国制覇を成し遂げています。

西谷監督の大きな強みは、スカウティング能力です。

有望な中学生を口説き落とすために、遠い距離でも何度も直接足を運ぶ話などは、野球界ではとても有名ですね。

また、高校卒業後の進路でも、それぞれの選手の特徴を把握し、大学や社会人のチーム状況にその選手がマッチし、早い時期から試合に出られる可能性が高いかどうかを見極める力が非常に優れています。

甲子園で活躍した選手の進路先での活躍はもちろんのこと、高校時代にはベンチ外だった選手が大学や社会人チームは即戦力で活躍していることも、西谷監督のすごさの一つと言えるでしょう

チームの雰囲気は最高!

ベンチいじりにアンサー!大阪桐蔭のシートノック中のやり取りが面白すぎるww周囲も思わず笑いに包まれる。雰囲気最高!!

大阪桐蔭高校の野球部は、ベンチ外メンバーとの仲も良さそうです。

この動画では、記録員としてベンチに入っている部員に対して『ベンチ、声出てないぞ』と、何度もイジっているシーンが見受けられます。 笑

この時、背番号をつけている選手は当然、ノックを受けるかベルペンでバッテリー間の調整、ボール拾い役などで全員がグラウンドにおり、ベンチ内はこの記録員1人のみです。

記録員の部員はベンチからものすごく元気に声を出し続けていますが、1対18では声量でさすがに敵いません。 笑

何度もイジられたのちに『ベンチ俺だけやねん!!!』とツッコミを入れ、観衆の笑いを誘いました。

また、別動画ではありますが、正捕手の松尾選手が本塁打を打った後、ボールボーイを担当してくれている部員とハイタッチをするシーンもあります。

大阪桐蔭の選手はとにかく背番号の有無に関係なく、全員をリスペクトしている姿が見られます。

このようなシーンから、本当に強いチームの秘訣が伺えますね。

1998年世代の横浜高校の以来の高校三冠達成なるか!?

大阪桐蔭高校が秋の神宮・春の選抜・夏の選手権の高校三冠を達成すると、松坂大輔投手を擁した横浜高校以来の達成チームとなります。

今年のチームは公式戦で36勝1敗と、成績も抜群。

破れたのは春の近畿大会決勝・智弁和歌山高校戦のみです。

今年最大の注目チームが夏はどんな戦いを見せるのか、楽しみで仕方がありませんね。

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