いきなりステーキの社長で創業者の一瀬邦夫さんは、高校卒業後にコックとして仕事を始め、後に1代で会社を大きくした社長ですね。
そんな一瀬邦夫さんの詳しい経歴を知りたい方も、いらっしゃるのではないでしょうか。
いきなりステーキの社長の経歴や学歴、さらに年収や家族の情報をまとめました。
目次
いきなりステーキの社長の経歴
いきなりステーキの一瀬邦夫社長の経歴を、まずは箇条書きで紹介します。
1960年:浅草にある洋食店「キッチン ナポリ」に就職。その後、赤坂にある旧 山王ホテルで修行を積む。
1970年:洋食店やホテル勤めを10年を経て、28歳で独立。東京墨田区向島に6坪12席のレストラン「キッチンくに」をオープン。また、独立1ヶ月前に1歳下の女性と結婚。
1972年:長男・一瀬健作さんが誕生。
1985年:「有限会社くに」を設立し、代表取締役に就任する。浅草周辺に4店舗を展開する。
1994年:低価格ステーキハウス「ペッパーランチ」を展開し始める。
1995年:株式会社に組織変更し、「株式会社ペッパーフードサービス」社名を変更する。
2006年:東証マザーズに上場。
2013年:立食形式での低価格ステーキハウス『いきなり!ステーキ』の展開を開始する。
2014年:アメリカの100%出資子会社「Kuni’s Corporation」を米国に設立。
2017年:アメリカ・ニューヨークに海外1号店となる「IKINARI STEAK EAST VILLAGE店」をオープン。
2020年:アメリカでの業績不振から連邦破産法に基づく申請を行い、アメリカから事業を完全に撤退する。
2022年:日本国内でも業績が思わしくなく一瀬邦夫氏が社長職を辞任。邦夫氏の長男・健作副社長が後任として社長に就任。
一瀬邦夫氏は高校卒業後に、洋食店へ就職しました。
後に、高校卒業時に母親から言われた「日本で5本の指に入るコックになれ」という目標を果たすため、ホテルのレストランに勤務します。
牛肉の知識やアメリカの合理的な考え方なども学びながら、9年間の修行を積みます。
その後28歳で独立。売り上げが順調に伸び、36歳で自身の夢の一つである自社ビルを建てて有限会社を設立しました。
社長職に就任後は店舗を日本全国、さらにはアメリカへも拡大しますが、事業の業績不振からアメリカからは完全撤退し、さらに日本国内でも閉店が続いています。
2022年8月に、業績不振の理由から社長職を辞任。
後継者として副社長を務めていた長男・健作さんが社長に就任しました。
いきなりステーキ社長の学歴
いきなりステーキの一瀬邦夫社長は1960年3月に、千葉県市川市にある「日出学園高等学校」を卒業しました。
その後は大学や専門学校へは行かず、高卒で就職したようです。
日出学園高校の卒業生には、芸人のエド・はるみさんやBUMP OF CHICKENのメンバーとしてミュージシャン活動をしている藤原基央さんがいます。
ちなみに日出学園高校は、東京都・目黒区にある日出高等学校(現・目黒日本大学高等学校)と間違えられやすいですが、別の学校となっております。
企業の社長と聞くと、有名大学や大学院を卒業されている方をイメージする方も多いかと思います。
大企業の社長となると、確かに9割ほどは大卒の社長だそうです。
ただ、中小企業も含めた社長全体の割合となると、4割近くの方は高卒の学歴で社長になった方が占めています。
同じ高卒社長では、パーソナルトレーニングジムを全国に広めた『RIZAP』社長の瀬戸健さん、ZOZOの前澤友作さんなどがいらっしゃいます。
高卒社長の特徴としては、創業者として個人事業や中小企業からスタートさせ、事業拡大をされた傾向が多いことです。
いきなりステーキ社長のプロフィール
生年月日:1942年10月2日
年齢:79歳 (2022年8月現在)
出身:静岡県静岡市
いきなりステーキの社長、一瀬邦夫さんは静岡県静岡市に生まれ、幼少期に東京都墨田区へ移住しました。
家族情報は母親のみ出てきますが、父親に関しては一瀬社長本人が『父親のことを知らない』と言っているそうです。
幼い頃に他界された、または離婚や未婚であった可能性も考えられますね。
母親は体調が優れない日が多かったそうで、一瀬社長は小学生の頃から食事の準備などの家事を手伝っていたそうです。
さらに中学時代は家計を助けるため、牛乳配達や新聞配達などのアルバイトをしていたとのこと。
非常に母親思いで、親を大切にする子供時代だったと推測できますね。
料理人になろうと思ったきっかけは、小学生時代に家事の手伝いで母親に料理を作った際に、美味しいと褒められたことがきっかけだったそうです。
いきなりステーキの社長の年収
いきなりステーキで社長を務めた一瀬邦夫さんは、過去に日本人の総資産ランキングで82位にランクインしたことがあります。
上記のランキングが何年前のことかはわからなかったのですが、当時の総資産は19.3億円。年収は7,000万円だったとのこと。
収入源としては役員報酬や株式の配当だそうです。
いきなりステーキの社長の家族
いきなりステーキの前社長・一瀬邦夫さんの家族ですが、情報量はそこまで多くはないですが、母親や前の妻、長男、今の妻の情報が出てきます。
母親の情報は、邦夫さんの幼少期時代や就職時のエピソードなどが出てきますが、現在のものは探すことができませんでした。
また、最初に結婚した奥様は、48歳の時に亡くなっているそうです。
その後は再婚し、現在の奥様と2人暮らしをされているとのこと。
長男は、邦夫さんの後任で社長職に就いた一瀬健作さんです。
創業者の邦夫さんの代では業績不振となり、その関係での社長就任となりました。
今後どのように会社を立て直すのかが注目されますね。
まとめ
いきなりステーキの前社長・一瀬邦夫さんの情報を紹介しました。
いきなりステーキは地方進出時にはそのエリアで話題になり、行列ができることも多かったです。
時には邦夫さんの発言が炎上し、最後は業績不振での社長職の辞任となりましたが、一代でこれだけ上り詰めた功績もあります。
まさに、波乱万丈の人生ですね。
社長は長男の健作さんに変わりますが、いきなりステーキがどのように業績を立て直すのかにも注目しましょう。